2025.12.18

コラム

【FHSコラム】高性能化リノベーションで高まるリセールバリュー。

超高齢社会を迎えた我が国において、“終活”の一環として長く住んだ自宅の売却を試みるケースがよく見られます。
そもそも日本の住宅の価値というものは、建てた瞬間が最も高く、そこから住む年数が増えるにつれて下がっていくもの。
築30〜40年の家を売却しようとしても、土地の価格しかつかず、大切に住み続けた家の価格は「0円」という残酷なケースも決して珍しいことではありません。

築57年の建物価格は!?

そんな中で、弊社が高性能化リノベーションをした戸建住宅を、こちらのコラムでも紹介している鳥取県が独自に基準を制定し、新築・改修を問わず高性能住宅を推奨・サポートする仕組み『NE-ST』で査定してもらう機会がありました。

FHSのオフィス兼住居として使用しているこちらの築古物件を『NE-ST』の基準で査定してもらいました。

この一軒家は、高性能化リノベーションをしているとはいえ、すでに築57年。はじめに紹介した通り、建物価格は「0円」と査定されても仕方ありません。
しかし実際の査定額は建物だけでなんと「2,700万円」。「0円」も覚悟していた我々にとっては、驚きの金額となりました。

「基本評価」に「性能評価」と「その他の評価」を加点していくことで算定される『NE-ST』での査定。以下の査定書からも読み取れる通り、主に高く評価された点として「耐震性能」や「断熱性能」が挙げられます。

その中でも特筆すべきは「SR耐震」によるリフォームをした駆体に関して。残存目標使用年数、つまり現在から将来にわたってどれくらい使用できるかを示す数字が「59年」となっており、評価額としてもその項目だけで「9,030,220円」と高評価を受けています。

独自に定められた基準をもとに、細かく査定額がはじき出されます。

おわりに

一般的に「延床面積100㎡」の戸建て住宅の高断熱化には、新築建築費用にプラス500万円程度※ 必要と言われています。

※建物状況により異なります。

 

その金額を投じることで、快適で健康的な生活を送ることができ、しかも50年以上経った後でも高値で売却できることを考えれば、リセールバリューの観点からも賢い選択だと言えることが分かりました。

住宅の高性能化は、戸建てだけでなく集合住宅でも可能。工務店やハウスメーカー、不動産オーナーなどの方からのご相談も承り中です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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