「S-ZEH」の普及に向けて
政府が推進する「ゼロエネルギー住宅」を超える性能で、快適で健康的な室内環境の実現に貢献します。
私たちが考える
「いい家」とは?
「断熱・気密」「省エネ・創エネ」「耐震・制震」の3つの観点から優れていることが、私たちが定義する「いい家」の条件。
これらの性能を高めることによって、住む人に大きく3つのメリットをもたらすことができます。
まずひとつ目が、夏は涼しく、冬は温かい環境が作り出されるので、ヒートショック現象を防ぎ健康的で快適な生活が送れること。次に冷暖房を使う機会が圧倒的に減るので、環境への負荷を減らすと同時に、光熱費も抑えられること。そして最後に、いつ来るか分からない地震への備えも万全で、安心・安全、長く住み続けられることが挙げられます。
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更新日:2025.12.17
【FHSコラム】日本の高性能住宅は、なぜ欧米各国と比べて遅れてる?
コラムを読む
「S-ZEH」とは?
「S-ZEH」とは、国が定めた「ZEH 」の数値を超えた性能を持つ家として私たちが定めた基準の名称。住宅の性能において世界の最先端をいくヨーロッパ諸国が基準とする世界水準に合わせて設定しています。
ちなみに頭文字の「S」は「Super」「スゴい」「さらに」など、「ワンランク上」を意味する言葉をイメージしていただくためのものであり、明確な定義はありません。
※ Net Zero Energy House:年間のエネルギー収支を実質ゼロ以下にする住宅のこと。2030年にはすべての新築住宅で義務化される。
日本と諸外国の断熱基準の比較

我が国の基準値が、世界各国と比べて
遅れをとっていることがよく分かります。
「S-ZEH」の有効性やもたらされるメリットを、全国で家づくりに携わる工務店の方々に知っていただき、実際に足を踏み入れることで快適性や住みやすさを体感していただきたい。そんな思いで、2018年の「淡路島S-ZEH Ⅰ モデルハウス※1」を皮切りに、2021年には「淡路島S-ZEH Ⅱ モデルハウス」、2023年から「小美玉S-ZEH Ⅲ モデルハウス」を運営しています。また戸建てのみならず集合住宅のリノベーションにおいても「S-ZEH」が有効であることを体感していただくために、2024年には神戸市の分譲マンションにて、性能向上リノベを実施しました。
現在まで、多くの工務店やハウスメーカーの方々にご見学・ご宿泊いただき、夏の涼しさや冬の温かさ、さらに光熱費の低さなどに代表される「S-ZEHの家」の性能の高さに、共感をいただいております。
※1 現在は売却済み
真冬の温度計測結果【無暖房】 ※南面に大開口を配置した小美玉モデルハウスの場合

最低気温がゼロ度を下回るような真冬でも、
室内では無暖房で過ごすことも可能です。
「S-ZEH」の普及に向けて
関西と関東にあるモデルハウスを活用し、座学と見学会で2時間程度の「モデルハウスセミナー」を年間300回以上にわたって実施。また全国にある工務店や建材メーカー、自治体からの依頼を受けて、各地で無料セミナーを実施しています。
工務店やハウスメーカーの方々のみならず、一般のお客様に対しても「大手ハウスメーカーの家なら間違いはない」「最高等級の評価基準を満たしていれば大丈夫」「ある程度の暑さ寒さは我慢するもの」といった思い込みや決めつけをなくしてもらうためにさまざまな取り組みを進めてきました。
これからも「S-ZEH」や高性能住宅の普及や啓蒙活動に努め、日本の住環境を一歩前へと推し進めるために尽力していきます。















